サンフレッチェ広島F.Cユースイレブン

 対する讃岐はゲームキャプテンのMF逢坂利都生(3年)を軸に相手の攻撃に耐えながら、両サイドの仕掛けからカウンターを発動。リードを許したものの、格上の相手に一歩も引かずに前半を終えた。

 1点リードで迎えた後半も広島がペースを掴む。後半6分にはCKの崩れから松本太一が頭で合わせるなど、タフに守る讃岐守備陣に何度もシュートを浴びせた。後半17分には菅野翔斗(3年)が最終ラインの背後に抜け出してGKとの1対1を迎える。この決定機を冷静に制し、2−0とした。

 以降も慌てずに試合を進めた広島はこのままリードを守り切って勝利。高田哲也監督が「もっとアグレッシブにやりたかったけど、連戦で疲労もあった」と振り返ったが、要所を締めて勝ち切ったのは流石の一言。2年ぶりのベスト4進出を目指し、27日の準々決勝でFC東京U-18と対戦する。