第94回全国高校サッカー選手権東京2次予選Bブロック2回戦、都立日野台大成の一戦が駒沢第2球技場で開催。スタンドに多くの観衆が詰めかける中、12時過ぎにキックオフを迎えたこの試合は、最後まで目が離せない今大会屈指の激闘となった。

 長い戦いの始まりを告げたのは大成に生まれた電光石火の先制点。
 4-4-2の布陣で臨んだ開始1分、大成は右サイドを上がったMF田中晃誠のクロスにファーサイドをフリーで走り込んだMF山田大哉がゴール。キックオフの興奮冷めやらぬ中、大成があっさりと先手を奪う。

 一方、こちらも4-4-2の布陣。1次予選からの勝ち上がりとなった都立日野台は失点からわずか3分、MF兼光敢が同点ゴール。MF伊藤乾之のパスに左サイドを抜け出すと左足一閃。強烈なシュートがゴールを揺らし試合は振り出しへ。

 落ち着かない立ち上がりは開始5分での得点に反映。積極的な攻撃と、不安定な守備が互いに目立った序盤を経て、次なるスコア変動は15分、都立日野台が勝ち越しに成功。FW博田広樹がMF茂木航平の供給した後方からのパスに抜け出すとこれを冷静に沈めた。

 一点のビハインドを背負った大成はさらに35分、先制点をアシストしたMF田中晃誠を負傷交代で欠くアクシデントに見舞われる。前半のウォーターブレーク後から主導権を握りながらもゴールを奪えない展開にもどかしさが募った。

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