中京大中京、熱田に完封勝ち
中京大中京イレブン
岡崎城西高等学校サッカー部と名古屋高等学校サッカー部が主催する令和元年度愛知新人戦(新人選手権大会)8強が激突するCopa Aichi 愛知杯、下位トーナメント(30分×3本)準決勝として中京大中京対熱田の一戦が名古屋高校で行われた。
1本目が開始されると序盤からゲームが動く。3分、フリーキックのチャンスを得た中京大中京。キッカーの8番大窄拳四郎がキーパーの逆をつき、フリーキックを沈める。更に10分にもフリーキックを得ると、8番大窄拳四郎のキックからファーサイドで待ち受けていた5番倉下唯純がヘディングでゴールを決め、開始10分で2点を挙げる。中京大中京は15番伊藤駿が豊富な運動量と技術の高さで躍動し、12番米田翔哉はステップの細かいドリブル、28番蒔田翔は推進力のあるドリブルで攻撃を牽引する。熱田も9番大嶽雄希が身体をうまく使いボールを前線でキープし、中盤はボールを運ぶのがうまい6番井上燈真と俯瞰した視野でパスを出す8番橋本開が支える。守備は27番有村優太の粘り強い守備と3番井樋口朝陽のカバーリング能力で相手の攻撃を抑える。
各自メンバーを入れ替えてきた2本目、中京大中京は正確なポストプレーが際立つ9番別府輝を前線に添え、左サイドは2番栗野颯馬と15番伊藤駿の絶妙な連携で崩す。18番安江駿斗はピッチを広範囲でカバーし存在感を表す。まずは1点を返したい熱田も11番尾崎友哉がディフェンスラインでの駆け引きでサドバックの裏を頻繁に狙い、4番森凛太郎から質の高いフィードのボールが来る。24番原田卓洋は前線からプレッシャーをかける。ビルドアップをやり直すようになり、ボールを保持する時間が増えていく。20番神田晃典の右からのクロスに11番尾崎友哉が飛び込む惜しいシーンも見られたが、点に結びつける事ができない熱田。
▽Copa Aichi 愛知杯
Copa Aichi 愛知杯