ツエーゲン金沢U-18vs遊学館(写真=森田将義)
9分は高い位置でのボール奪取から橋田から、30番河嵜響己へと繋ぎ、金沢Bがリードを広げた。11分にはハンドで許したPKを10番原佑輔に決められたが、「まだ2対1でシュートも打たれていない。気にしなくても良いと気持ちが切り替えられた」(小椋)と気落ちした様子は見られない。金沢Bが主導権を握りながら、緩急をつけた攻撃を繰り出し、遊学館を攻め続けると14分と45+2分に中川豪が2得点をマークし、4-1で試合を折り返した。
後半も金沢Bの勢いは衰えない。「点差が開こうが、(プリンスリーグ北信越で戦う)Aチームに上がりたいという気持ちを見せてくれた」(辻田真輝監督)。ボールを保持しながら、後方の選手が前方の選手を積極的に追い越していくアグレッシブな攻撃を披露。後半10分には、「ツエーゲン金沢に来て初めての公式戦でとても緊張していたけど、前の練習試合から継続して自分のプレーが出せた」と振り返るルーキーの17番平川稜が、中川のクロスを合わせて5点目。直後の13分には中川がハットトリックを達成する一撃を決めた。その後も4点を叩き込んだ金沢Bが10-1で試合を終え、新シーズンの船出を飾った。
(文・写真=森田将義)
▽高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ2020石川トップリーグ
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