遠野イレブン(写真提供=オフィシャルサポート)

後半もボールを支配し続け攻撃の手を緩めない神戸弘陵学園

 後半に入っても攻撃の手を緩めない神戸弘陵学園。開始早々の6分にFWの9番田中祉同が4点目のゴールを奪い、試合の主導権を与えない。両サイドバックがウイングのような高い位置まであがるなど攻め続け、ボールを支配する神戸弘陵学園。なかなかチャンスをつかめない遠野は、後半20分すぎまでシュート1本。防戦一方の遠野は後半の25分過ぎにMFの渡邊慶丞を投入して状況の打開をはかるものの、なかなか好機は生み出せない。
 後半に入って選手層の厚さを見せつける神戸弘陵学園は、後半33分、FW西崎千翔からのクロスに11番のFW牧野隼也が頭を合わせ、ゴール右隅に5点目を叩き込む。

 劣勢ながらも遠野は全員が献身的なプレーを見せ、決して試合をあきらめない。試合終了間際にエースFW平賢心、8番の渡邊慶丞を中心に必死にゴールを奪おうとするも、神戸弘陵学園のディフェンスを崩せない。
 結局遠野は神戸弘陵学園からゴールを奪うことができず、試合は5-0のまま終了。県予選5試合で32ゴールを量産した攻撃力を見せつけた神戸弘陵学園が圧勝した。

 神戸弘陵学園の谷純一監督は関東一(東京B)との次戦に向け「年内が勝利で終われたので、年明けも勝利を飾れるように頑張りたい」と抱負を語った。神戸弘陵学園としては県大会でノーゴールだったFW田中祉同にゴールが生まれたことは今後の戦いに向け大きな意味を持つだろう。


▽第99回全国高校サッカー選手権
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