流れを変えたい成立学園はハーフタイムで2枚の交代枠を使う。
それでも流れは実践学園に傾く。12分に高い位置でボールを奪った9番がカウンターで3対2の数的有利でチャンスになる。そのまま自らシュートを放つがヒットせずGK正面。
続く16分にPA付近中央でボールを持った14番・杉山大周が相手を一人かわしシュートを放つとGKの手をはじきゴール左隅へと吸い込まれる。実践学園が追加点。昇格に近づく。
苦しくなった成立学園はこれで吹っ切れたのか、成立学園らしいパスサッカーでペースを掴む。
タイミングの良い縦パスから細かいパス回し大きなサイドチェンジと成立学園の時間でゲームは進む。すると22分に細かいパス回しから右サイドのスペース抜け出したのは途中出場の18番・町田ブライト。自慢の快足からグランダーのクロスの上げると走りこんできたMF6番・三角航平が右足で合わせてゴールネットを揺らす。その後パスワークで攻め立てる成立学園に対ししっかり守ってカウンターでチャンスを作る実践学園と息もつかせぬ展開が続くが最後までスコアは動かず試合終了のホイッスルが鳴り響く。ホイッスルと共にベンチから飛び出して全員で喜びを爆発させる実践学園が2014年度T1チャンピオンに輝いた。
(取材=佐々木竜太)
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