4月28日、T1リーグ第7節、駒澤大学高等学校と関東一の対戦が駒沢補助競技場で行われた。現在T1リーグ首位にして、26日の関東高校サッカー大会東京都予選準決勝でPKまでもつれた成立学園との激闘を制して決勝進出を決めた駒澤大学高等学校。そんなノリにノったチームに対するのは、ここまでリーグ7試合で8失点と安定した守備を持つものの、得点も8となかなか波に乗り切れない関東一。そんな対戦は、両チームの集中力が光る見ごたえのあるゲームとなった。
序盤から駒澤大学高等学校がボールをキープ。積極的に仕掛けていく。だが、先の激闘の影響か、攻め込みはするものの動き出しがやや遅く、そして対する関東一ディフェンス陣の寄せの速さに前を向くことが出来ず決定機が作れない。
そんな駒澤大学高等学校のともするとじれったい攻勢が続く中19分、関東一の33番・岡崎仁太朗が右サイドを駆け上がる。スピード感ありながらも柔らかなボールタッチでそのままディフェンス陣を切り裂きゴール前へ持ち込み、シュート。先制点を奪う。これまで攻め込まれていた中、虎視眈々とチャンスを狙っていた岡崎が均衡を打ち破り、関東一イレブンが歓喜に沸いた。
この先制点を機に関東一は蘇ったようにパスが良く回るようになる。だが駒澤大学高等学校ディフェンス陣も黙ってみているわけはない。隙あらばと両サイドから狙ってくる関東一攻撃陣をしっかり見張り、早めの対処でピンチを未然に防いでいく。
そのまま互いに譲らず0対1のまま前半を折り返す。