14日、T1リーグ第12節、駒澤大学高等学校と成立学園の一戦が駒沢第2球技場で暑さと強い日差しの中行われた。8月に開幕を控えるインターハイに出場する、文字通り東京を代表する2校の対決は、最後まで手に汗握る戦いとなった。
立ち上がり、まず攻め込んだのは成立学園。この日20番をつけた上田悠起から、ゴール前中央に走り込む18番・町田ブライトへ縦パスが通る。町田は駒澤大学高等学校DF2人を引きずりながら強引に突破を図るが、GKに阻まれ得点ならず。開始早々成立学園が誇るホットラインが姿を現す。
対する駒澤大学高等学校も細かくつなぎゴール前、人数をかけた攻撃を見せるが、どっしりと構えた成立学園守備陣に弾き返される。ゴールこそ割らないがお互いに、キッチリとシュートで終わる展開が続き、ゴールの匂いが近づいてくる。
給水明け、駒澤大学高等学校はくさびのパスを受けた安藤丈から7番・佐藤瑛磨にボールが渡る。佐藤はそのまま右サイドをスルスルと攻め上がり、PA内からクロスを上げる。待ち構えていた11番がフリーでシュートを打つが、これはゴールの上。チャンスをものにすることが出来ない。
すると32分、成立学園は右サイド、19番がゴール前、マイナス方向へ戻すパス。これを受けた上田悠起がシュートを放ち、このボールが流れたところに詰めていた27番・三角航平が押し込み先制点を挙げる。
だが直後の33分。右サイドを切り裂いた7番・佐藤瑛磨からの速いクロスに中央に飛び込んだ9番・安藤丈が合わせてゴール。すかさず同点に追いつく。