香里ヌヴェール学院vs関西福祉科学

　後半に入ってもヌヴェールが試合をコントロールする展開。キャプテンの7番MF中田 湧大が中盤の底で正確なボールコントロールを駆使して攻撃を組み立て、前線で熊坂が起点になる。対する関西福祉科学もキャプテンの58番CB平山海人を中心に粘り強い守備で対抗し最後のところは好きにやらせない。守備がある程度機能した関西福祉科学がったが、奪ったボールをうまく運ぶことが出来ずこのまま試合は終了。2-0でヌヴェールが勝利した。

　この試合1ゴール1アシストでチームを牽引した10番FW熊坂奏太だが目標を聞くと「優勝です」と言い切る。高校最後の年のインターハイが無くなってしまったが「選手権に全部気持ちをぶつける」と気持ちを切り替えた。そして選手権で勝ち進み「自分の武器は左足のシュートとターンからのアイデア」が格上のチームに通用するかぶつかっていくつもりだ。熊坂と創部4年目のヌヴェールがどこまで勝ち進めるか注目したい。

(文・写真＝会田健司)