後半も立ち上がりのペースは牧野。ハーフタイムに動きを修正し、10番MF高島舜央を中心としたボール回しから門真西エリアに攻め込む。後半2分、牧野は14番八藤佑太がゴール前中央でファールをもらいFKを自ら右足で右のサイドネットに突き刺し先制ゴール。先制点をきっかけに硬さが取れた牧野はここからゴールラッシュをみせる。同10分、ゴール前での混戦の中18番山地雅大が左足で左サイドネットに蹴り込み追加点。同11分、FKを9番東克樹が直接決めて3点目。同20分、右からのスローインからの流れからスルーパスに反応した8番岸畑颯が冷静に決め4-0。勢いが止まらない牧野は同24分、7 番新司佑太がDFを抜き去り飛び出してきたGKもかわして冷静にゴール。同31分、9 番東克樹が鋭いミドルシュートを決めリードを6点に広げる。 「1点でも返すぞ」門真西キャプテン1番GK徳永秀幸が叫ぶ。すると同32分、門真西が22番上田哉成の右サイドからキレのある足技で相手を抜き去りゴール前に抜け出した10番上田哉成に合わせるもシュートはGKの正面。試合の流れは反撃のチャンスを活かせなかった門真西から牧野へと再び傾き、同35分、6番FW岡崎皓大のスルーパスから17番FW寺西海人が決め7-0。更に終了間際の同35+3分、左サイドの6番FW岡崎皓大からのパスを11番原啓介が決めゴール。8-0で牧野が門真西を退け次戦に駒を進めた。

(文・写真＝谷口一樹)