箕面2番FW藤井大輔(写真中央)

 後半に入っても箕面ペースは変わらず。51分、スルーパスに中央を抜け出した19番MF高岸快がPA内で倒されPKを獲得。これを高岸が自ら決めて4-0。80+3分にも右サイドからのクロスを中央でトラップした5番FW大城慶が倒されPKを獲得し、これを大城自ら決める。このまま試合終了のホイッスルが鳴り5-0で箕面が勝利した。

 3年生が引退した為、新チームの1・2年生で選手権に挑んでいる箕面。この試合で2ゴール1アシストの活躍を見せた藤井が攻撃陣を牽引する。「やっぱり3年生は学年が一つ違うだけあって体格で違いが出てくるので、チーム的には足元で勝負したい意識なのでパスの練習に力を入れてやっています」とチームで足元の技術に磨きをかけてきた。しかし「前半は自分の思うようにスピードのあるドリブルが出来たけど後半はバテてしまった」と体力の配分という課題も見つかった。5回戦は3週間後。まだまだ課題を克服する時間は残っている。「興國は昨年の大阪チャンピオンなのでチャレンジャーとしてなんとか1点取って苦しめたい」と技術の興國に箕面のドリブラーが挑む。

(文・写真=会田健司)

▽第99回全国高校サッカー選手権大阪予選
第99回全国高校サッカー選手権大阪予選