FW鈴木章斗の2ゴールの活躍で阪南大高が3-1で勝利し準決勝進出

2ゴールを決めたFW鈴木章斗

 10月31日、第99回全国高校サッカー選手権大阪予選準々決勝がJ-GREEN堺で行われ、阪南大高大阪産大附が対戦し、10番FW鈴木章斗の2ゴールの活躍で阪南大高が3-1で勝利した。勝利した阪南大高は準決勝で履正社と対戦する。

 昨年準優勝の阪南大高は5回戦で清水谷に10-0、6回戦で清明学院に4-0で勝利。対する大阪産大附は5回戦で同志社香里に4-0、6回戦で大阪偕星学園に2-1で勝利してこの準々決勝に勝ち上がってきた。今年のスーパープリンスリーグ関西でBグループに入った両チームは10月4日に対戦しており、この時は6-1で阪南大高が大勝したがこの選手権準々決勝の対戦を見据えてお互いに手の内を見せない試合をしていた。

 立ち上がり、動きに堅さが目立つ阪南大高に対して大阪産大附は9番FW川村竜磨が前線で起点となりチャンスをつくっていく。しかし大阪産大附がチャンスを活かせないでいると逆に9分、阪南大高は左CKを1年生の3番DF今西一志が右足でインスイングの鋭いボールを入れると、中央で4番DF西田祐悟がヘディングで合わせゴール。幸先よく先制するとさらに13分、相手の横パスを中盤でカットした7番MF小西宏登がそのまま中央左寄りを縦に深くまで運んでクロスボールを中央へ送ると、フリーになっていた「練習通り中に入ったら(ボールが)きたので決めるだけでした」10番FW鈴木章斗がヘディングでGKの動きの逆を突き追加点。その後も阪南大高は中盤で2番MF櫻本亜依万がゲームをつくり、両サイドのMFが高い位置を取り圧力をかける。阪南大高優勢のまま前半は2-0で終了する。

 後半に入り大阪産大附が盛り返し互角の展開になるも55分、阪南大高はMF小西が左サイドから斜めに浮き球を前線に入れると、これを「GKは見えてなかったけど気持ちで決めました」FW鈴木がPA内中央で巧みにコントロールしゴール右上に右足でシュートを決めて3点目。その後も阪南大高ペースで試合が進むが、試合終了間際の80+3分、大阪産大附は7番箱丸健悟が右サイドから斜めの浮き球を入れると、PA内左で受けた10番MF松尾侑がワンバウンドさせてからダイレクトで左足を振りぬくと、これがゴール右上隅に決まり1点を返す。意地をみせた大阪産大附だったがそのままタイムアップの笛が鳴り、3-1で阪南大高が勝利した。

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▽第99回全国高校サッカー選手権大阪予選
第99回全国高校サッカー選手権大阪予選