後半、大津は前半の3バックから4-4-2にシステムを変更すると、立ち上がりの40分にコーナーキックのこぼれをDF長友海翔(3年)が押し込み3-0。さらに45分には、東福岡のパスミスを逃さず、右からのクロスをMF濱田冬河(3年)が頭で合わせ4点目を奪う。
 東福岡は高い個人技を生かして局面を打開、サイドへ展開して得点を奪いにいき、実際にゴール前でのチャンスも作るが、52分、64分とFW田中幸樹(3年)が迎えたチャンスはGK正面に飛んだりクロスバーを叩いたりで得点ならず。大津はカバーリングも含めて組織的にボールを奪い、攻撃に転じてからはシンプルにボールを動かす形を続け、69分にも左から攻め込みMF荒木慶翔(3年)が流し込んで5点目を挙げた。
 アディショナルタイムに入って東福岡も意地を見せ、サイドチェンジからのクロスを入れる場面で得たPKを青木俊輔(3年)が決めて1点を返すが、ひっくり返すには至らず。大津が5-1と大勝する結果となった。

(文・写真=井芹 貴志)

▽2020強化交流U-18サッカーフェスティバルin大津
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