佐賀東と鹿児島城西はドロー決着

佐賀東と鹿児島城西はドロー(写真=編集部)

 8月1日から3日にかけて熊本県内で開催される「2020 強化交流 U-18 サッカーフェスティバル in 大津」。同大会初戦となった鹿児島城西(鹿児島)と佐賀東(佐賀)の一戦は、互いに2点を取り合いトータルスコア2-2で痛み分けとなった。

 同大会の初戦で鹿児島城西と佐賀東が激突。
 立ち上がりからリズム良くボールを動かし自分たちのリズムで試合を進めたのは鹿児島城西。
 佐賀東は押し込まれるも落ち着いてゴールキックからショートパスを繋ぐスタイル。開始早々にハイラインの鹿児島城西ディフェンスラインとゴールキーパーの間に16番FW山下輝留が抜け出しGKと1対1を作るもノーゴール。

 「ゴールキックから繋いで裏を取る練習をよくしている」と選手たちが語るように、得意な形で再度ゴールへ迫り、スコアを動かしたのは佐賀東。
 前半5分佐賀東、先ほどとほぼ同じ形でゴールキックのリスタートから16番FW山下輝留がディフェンスラインの背後へ。オフサイドギリギリで抜け出し独走すると、GKを冷静に交わし、ボールをゴールに沈める。1-0と先制した佐賀東だが、ここから鹿児島城西の猛攻が続く。

 鹿児島城西は両サイドが高い位置を取りボールを収めると、サイドバックやボランチ・トップの選手が流動的に関わってスピードアップし創造性豊かな攻撃で相手ゴールを脅かしていく。
 序盤は特に右前に入った20番MF山下敢輝が起点になり、チャンスを創出するとそこからチャンス到来。
 同12分鹿児島城西、右サイドを2番DF芹ケ野竜聖と20番MF山下敢輝の関わりで崩すと20番MF山下敢輝が縦に突破。クロスを9番FW東郷大雅がニアでワントラップし、冷静に右足でファーへ流し込みゴール、1-1と同点とする。

 その後も鹿児島城西がボール支配率を高めてフィニッシュの回数を増やしていく。佐賀東は落ち着いた守備から奪ったボールを14番MF吉田陣平や16番FW山下輝留へ付けてショートカウンターを狙いたいが、なかなかリズムが作れない。
 引水タイム後も鹿児島城西リズムで試合は進むが、少ないチャンスを佐賀東がモノにする。
 同34分佐賀東、16番FW山下輝留が左サイドへ流れて起点を作ると、そこから厚みを出した攻撃を展開。ショートパスを繋ぎ相手ディフェンス陣の足が止まったタイミングで7番MF玉井文翔がディフェンスラインの背後へループパス。
 「シュートを撃とうとゴールを覗いたんですけど、コースが無くてパスに切り替えました」と話すように、冷静にゴールと相手が見えているからこそのループパスで相手ディフェンスラインを無力化。受けた16番FW山下輝留が豪快に蹴り込みこの日2点目のゴールで再び2-1と佐賀東がリードする。前半は2-1、佐賀東がリードし試合は後半戦へ。

【次のページ】 佐賀東がリードし後半戦へ

▽2020強化交流U-18サッカーフェスティバルin大津
2020強化交流U-18サッカーフェスティバルin大津