途中投入で効果的なドリブルを見せた小松FW24永野 悠斗(1年)

 ただし小松は選手層の厚さも備えていた。64分にFW14四之宮昂(2年)のスルーパスに後方から反応した11伊藤が自身2点目を決めると、69分には「相手は疲れているので、連続でドリブルで仕掛けていけ」と藤本賢二監督から指示を受けたFW24永野悠斗(1年)がピッチ上へ。

 かくして彼の仕掛けにより三島のDFラインは下がらざるを得なくなり、延長戦でも防戦一方に。そして小松はついに96分「ここで打つしかないと思った」MF10村上蒼織(3年)がミドルシュートを決めついに勝ち越し。試合はこのまま3対2で終了。三島の健闘を小松が退け、9月19日の2回戦・宇和島東戦へと駒を進めた。

(文・写真=寺下友徳)