遊学館 vs 星稜(写真=森田将義)
後半は同じく2-0の状況から1点を返された準々決勝の反省を活かし、守備を意識しながら攻撃の隙を伺った。後半18分にはMF原佑輔(3年)が直接狙ったFKがクロスバーに直撃したが、それ以外は守備陣がしっかり抑えて無失点を継続。35分にはサイド攻撃から奪った左CKをDF西尾友希(3年)が打点の高いヘディングで合わせて、ダメ押しとなる3点目を奪い星稜が勝利。試合後の川本は「3-0で試合に勝てたのは自信になる」と口にした。
ここまでの4試合で奪ったゴールは36得点。失点も準々決勝の1失点のみと好調を維持して、勝ち上がってきた。残す舞台は昨年、延長戦で敗れ悔し涙を流した決勝戦のみ。MF中村領優(3年)が「先輩が負けてしまったので今年は絶対に優勝して、選手権に出たい。僕たちは何も成し遂げていないので、チャレンジャーとして試合に挑みたい」と意気込み通り、先輩たちの想いも背負って、頂点の座を狙いに行く。
(文・写真=森田将義)
▽第99回全国高校サッカー選手権石川予選
第99回全国高校サッカー選手権石川予選