互いに立ち上がりから攻撃の緒を掴めない。富士東は低い位置からのビルドアップでゲームを組み立てるも、仕上げの部分で精度を欠く。対する静岡は大きな展開からゴールを伺う。
給水タイム以降、富士東が一方的に攻め立てるも決定機は作れず、前半は0-0で折り返す。
後半、静岡は徐々に攻撃機会を増やしていく。逆に富士東は前線の動き出しが乏しく攻め疲れ感が否めない。10分を過ぎた辺りからは静岡が押し込む展開となる。苦しい富士東だったが、カウンターからビッグチャンスが訪れる。後半19分、富士東は右のクロスにMF8藤田大輝が中央でボレー、枠を捉えたバウンドボールはGKの手を掠めて左に転がりゴールとなり、待望の先制点を奪取。
その後も静岡に攻め立てられるも、1点リードを奪った富士東は慌てず高い位置に運んでしっかりボールをキープ。そのまま上手く時計の針を進め、静岡の攻撃を0に押さえて試合をクロージング。
1点を守り切った富士東が勝利し、3回戦進出を決めた。
(文・写真=編集部)
▽第99回全国高校サッカー選手権静岡予選
第99回全国高校サッカー選手権静岡予選