流通経済大柏 vs 八千代

    

 立ち上がりから互いに譲らぬ展開。最初のチャンスは流通経済大柏。前半7分、中央でMF11三好麟大が受けシュート。このこぼれ球をFW10森山一斗が詰めるもオフサイドの判定、八千代は肝を冷やす。同12分には八千代もチャンス。流通経済大柏ディフェンスラインのボール回しをFW13井上凪が突きボールを奪うとドリブルで運びMF9久保田圭祐へパス、ペナルティエリアに侵入しシュートもここは流通経済大柏GK1松原颯太がリスティング、ゴールを許さない。
 その後八千代が連続でコーナーキックからチャンスを掴むなど流れを掴み掛けるが、流通経済大柏が試合を動かす。同19分、流通経済大柏は中央に仕掛けたMF11三好麟大のフリックから前を向いて受け落としを得たFW9川畑優翔がインフロントで右にコントロールシュート、これが見事に決まり先制に成功する。
 その後は流通経済大柏がボールを握るもチャンスの数ではほぽ互角。前半終了間際に流通経済大柏FW10森山一斗が直接フリーキックをバーに当てるなど惜しいシーンを作るがスコアは動かず。前半は1-0流通経済大柏リードで終え後半戦に突入。

 後半立ち上がりから八千代が左サイドを起点に攻め込む。FW11松尾倫太郎にボールが収まり攻撃を牽引するも、最後の所で崩しきれない。流通経済大柏はFW9川畑優翔を起点にボールを収めて攻撃、後半10分過ぎにはFW20松浦陸翔を投入するなどし更に厚みを出すもフィニッシュまで持ち込むシーンを多く作るには至らず。
 終盤前線に放り込む八千代に対し流通経済大柏は対人能力の高さを発揮し跳ね返す。八千代はクロスからFW11松尾倫太郎が飛び込むなど惜しいシーンを作り出すもゴールには届かず試合はこのまま終了。

 勝利した流通経済大柏は中央学院と決勝進出をかけて激突する。

(文・写真=編集部)

▽第99回全国高校サッカー選手権千葉予選
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