千葉明徳vs市立船橋(写真=小室功)
「3-0になって自分らの甘さというか、緩みが出てしまった。“やるべきことをやろう”と、みんなで声を掛け合ったけれど、なかなか修正できなかった」(佐久間)
FWの平良碧規(2年)も「相手の勢いを止めるためにチーム全体として共有しなければいけなかった。でも、そこがうまくいかず、流れを変えられなかった。僕自身、FWだし、得点チャンスもあったので、しっかり決めきって、チームにもっと貢献しなければいけない」と、反省しきり。
千葉明徳の反撃ののろしは54分だった。2分前に交代出場したばかりの麻生育実(2年)が一矢報いる。さらに、75分過ぎには同じく交代出場の長身FWの紅本翔(2年)がペナルティエリア内でファウルを受けてPKをゲット。これが決まれば、難敵の市船を土俵際にまで追い込む絶好の機会だった。
しかしながら惜しくもPK成功とはならず、千葉明徳の勢いもここまで。落ち着きを取り戻した市船が3-1のスコアを堅持し、準決勝にコマを進めた。
(文・写真=小室功)
▽第99回全国高校サッカー選手権千葉予選
第99回全国高校サッカー選手権千葉予選