立ち上がりから押し込むのは日工大駒場、高い位置からのハイプレスで三田国際の自由を奪うと試合は動く。
 前半4分、日工大駒場は左サイドを崩すと最後はMF7鵜木章雄が決めて先制点を奪取。
 日工大駒場はゴール後、余裕を持って後ろからビルドアップを試み、自分たちのサッカーを追求する。
 クーリングブレイクで狙い所を明確にした日工大駒場は同22分、クリアボールを拾ったFW10角田利久が快速を飛ばし独走。約50mを走り抜きゴールを決め2-0と突き放す。
 日工大駒場は立て続けに同24分、右からMF7鵜木章雄のスルーパスに抜け出したFW10角田利久がこの日2点目のゴールを挙げ、リードを3点に広げる。
 同ロスタイムにも日工大駒場は右コーナーキックから最後はFW10角田利久が詰めてハットトリックを達成し、前半で試合を決定付ける。

 後半も日工大駒場ペースで進むかと思いきや、ここで三田国際が意地を見せる。
 後半10分、三田国際は中盤で奪ったボールをFW11田中直哉が前にポジションを取っていたGKの頭上を越すロングシュートを沈めて反撃の狼煙を上げる。
 同24分にも三田国際は左で繋いだボールを最後は中央からMF4田所真育のミドルシュートがGKの手をかすめてゴールネットを揺らし、2点差まで詰め寄る。
 押し込まれる時間が続いた日工大駒場だったが終盤の同29分、中盤にポジションを落としたFW10角田利久のループパスに抜け出たMF9阿部倫大がGK頭上を抜くシュートを沈めて1点を追加し試合終了。5-2で勝利した日工大駒場が2回戦進出を決めた。

(文・写真=編集部)

▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
第99回全国高校サッカー選手権東京予選