立ち上がり、世田谷学園が気持ちの入ったゲームの入りを魅せ押し込むも、徐々に自由ヶ丘学園が攻撃の回数を増やしていく。
試合が動いたのは前半8分だった。自由ヶ丘学園は、抜け出したFW11工藤旬八が左に流れると折り返しをMF7齊藤心平が左足で流し込み先制。
ここで会場は雨脚を強めピッチはスリッピーに。ボールの軌道に変化が出だすと、上手く順応した自由ヶ丘学園が追加点。
同21分、自由ヶ丘学園は背後に抜け出したFW11工藤旬八がGKをかわして無人のゴールへ流し込みリードを2点に広げる。
更に同25分、自由ヶ丘学園は混戦のこぼれ球をDF3丹呉怜星が拾うとバー下直撃のミドルシュートを叩き込み、世田谷学園を突き放す。
世田谷学園もMF10鐘ヶ江光貴のミドルシュートなどで現状を打破しに掛かるも自由ヶ丘学園ディフェンス陣をなかなか崩しきれない。
前半を3-0の自由ヶ丘学園リードで終え、試合は後半戦に突入。
後半開始から、捨身の世田谷学園が猛攻をみせる。
後半6分、世田谷学園は右を突破しクロスは一度弾かれるもMF10鐘ヶ江光貴が拾うと低い弾道のシュートを突き刺しゴール、大きな雄叫びがピッチに木霊する。
1点を返された自由ヶ丘学園は同7分、シュートは一度バーに当たるもFW11工藤旬八が自ら押し込み、再びリードを3点に広げる。
ダメ押しは同24分、MF10川西巧真が裏に抜け出し粘ってシュートへ持ち込むと強烈な右足シュートを突き刺す。
試合はこのまま終了し5-1で自由ヶ丘学園が勝利、2回戦進出を決めた。
(文・写真=編集部)
▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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