第一試合同様、両者クレーコートのバウンドに手こずりボールが落ち着かない。時間の経過と共に正則学園がボールを握ると押し込む時間が続く。
 都立大崎はミッドフィルダー登録のMF10山口倫之介を1トップで起用。山口が前線で身体を張り起点となると、2列目からスピードのあるMF9江上且行とFW11佐藤駿介が絡み正則学園ゴールを脅かす。
 前半のビッグチャンスは30分の正則学園。右の崩しからFW8小林遼大が2人をキックフェイントで交わしシュートを放つも枠を捉えられず。このまま畳み掛ける正則学園は立て続けに同ロスタイム、再び右の崩しからFW8小林遼大、MF10奥村颯と連続シュートも共にクロスバー、しかしセカンドボールからMF10奥村颯のクロスをFW8小林遼大が頭で押し込み3度目の正直でゴール、1-0とし前半を終了。

 後半、正則はディフェンスラインからボールを繋ぎ丁寧に組み立てる。中盤のMF7唯木颯とMF10奥村颯を経由して何度も都立大崎ゴールに攻め込む。
 都立大崎はなかなか攻撃に転じることが出来ず。DF2矢田優太、DF3小平絋生の身体を張ったディフェンスが目立つ苦しい展開が続く。終盤、長身のFW15小幡一皓を前線に投入し活性化を試みるも1点が遠く無得点で試合は終了。

 1-0で勝利した正則学園は最後まで試合を支配するも後半崩しきれず。次戦に向け課題も浮き彫りとなったが、負ければ終わりのトーナメント、手堅く勝利を掴み取った。

(文・写真=編集部)

▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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