前半から互いに激しい競り合い。都立日比谷が空中戦で優位に立つと、押し込む時間が続く。自分たちのリズムで試合が進むがシュートまで良い形で持ち込むことが出来ず、逆に流れは東工大附に傾く。
 前半27分東工大附がビッグチャンス、ディフェンスラインから1本のロングボールでFW11馬場耀生がGKと交錯し抜け出るも都立日比谷DF4岩佐俊希がスライディングでシュートを阻止、得点を与えない。
 勢いそのままに同ロスタイム、東工大附は左サイドをFW10藤坂太陽がドリブルで突破すると都立日比谷ディフェンスが堪らずファール、PKの判定。FW10藤坂太陽が自ら蹴ると左に流し込み、先制に成功する。
 前半を1-0東工大附リードで終了し、後半戦に突入する。

 後半スタートから選手を入れ替え攻勢に出たい都立日比谷。長身FW15小山佳を前線に配置し起点役を期待するも、厳しいマークに合いなかなかボールが収まらない。
 東工大附は前線FW10藤坂太陽がしっかり足元でボールを収め厚みのある攻撃を試みる。それでも互いにチャンスは多くなく、拮抗した展開が続く。
 終盤、是が非でも1点が欲しい都立日比谷はパワープレイを仕掛けるが、東工大附のディフェンスを最後まで崩すことが出来ず、試合は1-0のまま終了。

 勝った東工大附がブロック決勝に駒を進めた。

(文・写真=編集部)

▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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