立ち上がりから一進一退の攻防。最初のチャンスは前半10分の都立八潮。FW11高倉愛夢が右サイドでフリーキックを得て自ら蹴るとMF7下片野聖七がニアで頭に合わせるもボールは惜しくもクロスバーを直撃し、ゴールならず。
その後しばらく膠着状態が続くが、ここでアクシデント。都立八潮のセンターバックDF14塩山悠人が接触により負傷退場。前半は互いにゴールを奪えず、ゴールレスで後半戦へ突入。
後半、最初のチャンスは都立八潮。後半10分、都立八潮はFW11高倉愛夢が左を突破し中にグラウンダーのクロスを送るも上手く合わずにノーゴール。東洋も同14分に反撃。背後に抜け出たFW10河邉悠がシュートも都立八潮GK1広瀬仁哉が上手く間合いを詰めると身体に当ててセーブ、ゴールを割らせない。
どちらがゴールしてもおかしくない状況のなか、クーリングブレイク前に試合は動く。同16分、東洋はFW10河邉悠のスルーパスに抜け出たFW9小島一晟がGKと1対1を冷静に左へ流し込み、先制に成功する。
その後は都立八潮が畳み掛ける展開。MF7下片野聖七を中央のターゲットとして、後半から左にまわったFW11高倉愛夢とのコンビで東洋陣内を崩しにかかる。
後半ロスタイム、ラストチャンスは都立八潮。FW11高倉愛夢の抜け出しからペナルティエリア内で倒されるもレフェリーの笛は鳴らず、試合はこのまま終了。
東洋がFW9小島一晟の値千金のゴールで勝利し、ブロック決勝に駒を進めた。
(文・写真=編集部)
▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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