後半開始直後、1点を返し波に乗りたい都立杉並総合は10番市川玄太が相手のDFラインの隙を見逃さずスルーパス。11番嶋谷有偉が触れば1点というシーンを迎えるも早大学院GK岩田翔真が飛び出し間一髪クリアでピンチを凌ぐ。その後は早大学院が右サイドの10番平部総大を中心にチャンスを作ると、同9分には11番小櫃敬斗の放ったミドルシュートがバーを叩くなど攻勢を増す。試合が動いたのは同13分、早大学院がペナルティアーク左外でフリーキックを得ると13番藤田悠の放ったキックは右上角、言わば神様コースへ突き刺さる完璧なフリーキックで、リードを3点に広げる。
ここで押し込む早大学院は同14分にも11番小櫃敬斗が華麗なターンから強烈シュートを決めて4-0とし、勝利を大きく手繰り寄せる。一矢を報いたい都立杉並総合は同17分、9番田村太暢がミドルレンジでバウンドしたボールをショートバウンドで叩くが、これはゴールポストに嫌われノーゴール。
終盤、反撃の兆しも見せた都立杉並総合だったが、このまま4–0で早大学院が勝利しブロック決勝進出決めた。
(文・写真=編集部)
▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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