帝京vs東京学芸大附

 前半16分、中央にこぼれたバウンドするボールを、帝京18番狩野隆有がショートバウンドで振り抜くと、強烈なシュートがキーパーの手を弾き見事にゴールネットを揺らし先制点を奪う。更に、同26分、帝京18番狩野隆有がまたも中盤のこぼれ球から強烈なミドルシュートを放つとゴール左上角を突き刺すスーパーミドルとなり、リードを2点に広げる。前半終盤は東京学芸大付属も右サイドに23番飯尾駿太、11番水無瀬源を集約させ、9番喜多代泰士がFWの位置で絡む事で攻撃の機会を作りはじめる。しかし、次の1点も帝京だった。同37分、帝京9番岡至恩が左サイドからのスローインから鋭い反転からシュートを放つとこれが決まり、東京学芸大附を突き放す。そしてこのまま前半は3-0帝京リードで折り返す。

 後半に入っても帝京ペースは変わらず。後半開始と共に立て続けに帝京8番平田海晴が相手のDFラインの隙をつき裏へ抜け出し、2点連続でゴールを決め、リードを5点に広げる。対する東京学芸大附は後半28分、10番片岡優汰郎が中央でのこぼれ球にシュートを放つも枠を捕らえきれず。その直後には、東京学芸大付属11番水無瀬源が中央で鮮やかに相手をかわし、スルーパスを出し、10番片岡優汰郎が反応するもボールを収める事が出来ない。東京学芸大附はチャンスを作るもなかなかゴールまで辿り着けず。そして、このまま試合終了のホイッスル。帝京が5-0で危なげなく勝利し、次戦に駒を進めた。

(文・写真=編集部)

▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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