東京成徳大高 vs 国士舘

 立ち上がりから両者激しくぶつかり合う。東京成徳大高はDF6山田蓮温が、国士舘はMF7林奏杜がロングスローを武器にする。
 どちらにもチャンスがある状況のなか、先に試合を動かしたのは国士舘。前半18分、スルーパスに抜け出たMF9鈴木太知がペナルティエリア内で倒されPKを獲得。FW10竹内謙太が落ち着いて決めて先制に成功する。
 東京成徳大高も引水タイム明けの同22分、DF6山田蓮温のロングスローにニアへ入ったFW11白石哲也がGK前で触り、1-1と試合を振り出しに戻す。その後同26分には国士舘もMF7林奏杜のロングスローからチャンスを作りFW10竹内謙太がゴールネットを揺らすもオフサイドの判定でノーゴール。
 前半はこのまま1-1で終了し、拮抗した試合は同点で後半戦に突入する。

 後半は東京成徳大高が押し込む時間が続く。MF10近藤陽祐や長身のFW20大井手正樹を前線に送り込むがあと一歩の所で崩しきることが出来ない。時間が経つにつれて東京成徳大高の一方的な展開に。しかし国士舘がなんとか守り切り、1-1で後半を終えると延長戦へ。

 延長に入ると国士舘も応戦。互いにチャンスは多くなく前後半の20分でスコアは動かずPK戦に突入する。
 先攻の国士舘が1人目をストップされる展開。東京成徳大高も4人目がバーに当てサドンデスに突入すると後攻の東京成徳大高6人目のキックを国士舘GK1大久保瑠生がストップ。同時に100分の熱戦に終止符。

 勝利した国士舘はAブロック2回戦を突破、昨年東京予選を制した國學院久我山と準々決勝で戦う。

(文・写真=編集部)

▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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