帝京 vs 東京実業
立ち上がり、東京実業が攻め込むも帝京が落ち着きを取り戻し一進一退の攻防に。東京実業は左のFW9オウイエノアからFW11ドゥルー倭ヘンリーが中央ボレーなど決定機を作るも決めきれない。ここで帝京が試合を動かす。
前半19分、帝京は相手ディフェンスラインの連携ミスをMF19福地亮介が突くと最後はFW11高木翔青が放ったシュートはディフェンスの股を抜けてゴール、1-0と先制に成功する。
東京実業は引水タイム明け、FW13伊藤紋太に変えてMF10古屋光世を投入し早めの作に出る。すると同28分、東京実業は左でFW11ドゥルー倭ヘンリーが長いリーチを活かし相手からボールを奪うと少し運んでクロス、中央でFW9オウイエノアが丁寧に合わせて試合を振り出しに戻す。更には前半終了間際の40分、右からのフリーキックを競ったこぼれ球をMF6横山琳一が詰めて、東京実業が逆転に成功する。
前半はこのまま終了し、良い時間帯に得点を奪った東京実業がリードし試合は後半戦へ。
後半は前半にも増して東京実業ペース。ミドルシュートがポストを叩くなど惜しいシーンを作ると、ここで畳み掛ける。後半12分、左からのクロスのこぼれ球にFW11ドゥルー倭ヘンリーが足を伸ばして滑り込みながらシュートをねじ込み、東京実業が3-1とリードを広げる。
あとが無くなった帝京は交代カードを次々と使いフレッシュな選手を投入。シンプルに前で勝負するスタイルが功を奏して主導権を奪うと意地を見せる。同29分、帝京は押し込んだ攻撃からDF3入江羚介が得意の左足でミドルシュートを叩き込み、1点差に詰め寄る。
その後も押し込む帝京に対し体を投げ出して必死に守る東京実業。最後の最後まで集中力を切らさなかった東京実業がリードを守ったまま試合は終了。プリンリーグ関東所属の帝京が2次予選2回戦で姿を消した。
勝った東京実業は準々決勝で、多摩大目黒と戦う。
(文・写真=編集部)
▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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