2回戦突破の堀越イレブン(文・写真=矢島公彦)

 試合は序盤から一進一退の攻防となり、東京は序盤からワイドな攻撃展開からFW10番日野翔太、FW9番若松隼人にボールを集めて積極的にシュートを放つ。1回戦を21-0と圧倒的攻撃力で勝利した堀越も東京の積極的な攻撃になかなかチャンスを掴めなかったが、前半21分にゴール前の混戦からMF7番古澤希竜がシュートを決めて堀越が先制ゴールを奪う。先制点を奪われた東京は同点ゴールを狙いに前線にボールをつなげるも堀越ディフェンスを崩せない。しかし前半32分、中盤でボールを奪った東京FW10番鈴木海翔が前線に出ていた堀越GKの位置をすばやく確認してロングシュートを放つとGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれ同点ゴールを決めて1-1で前半終了。

 後半はお互いの意地がぶつかり合う激しい展開となり、お互いにチャンスを作るも得点が奪えない。後半29分には堀越がゴール前で決定機を作るも東京GK1番槇原一翔がビックセーブでゴールを守りきる。80分で決着がつかず延長戦へと突入する。

 延長前半は堀越が攻め、東京が守る展開となり、東京はチーム全員でゴールを守りきり延長前半はお互いに得点が奪えない。そして両校とも気合いの掛け声が響く中、延長後半が開始。延長後半6分に堀越がコーナーキックのチャンスを掴むとそのコーナーキックから堀越MF14番斎藤光が執念のヘディングシュート。これが東京ディフェンスの間をすり抜けゴールに突き刺さり決勝ゴールとなる。その後は東京の反撃を凌ぎきり試合終了。堀越が延長の激戦を2-1で制して準々決勝に進出を決めた。

 東京は堀越相手に果敢に攻めるも堀越に僅差で勝利を掴む事が出来なかった。勝利した堀越はBブロック2回戦を突破し、実践学園と準々決勝で戦う。

(文・写真=矢島公彦)

▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
第99回全国高校サッカー選手権東京予選