駿台学園 vs 都立東久留米総合
立ち上がりから拮抗した展開が続く。互いにチャンスは多くないなか、最初の決定機をモノにしたのは駿台学園。前半19分、駿台学園は右に流れたFW11山畑潮音が走り勝ちクロスを上げると中でFW10本田颯大がバウンドに合わせて左足ボレーを左隅に突き刺し先制に成功する。
その後は駿台学園が徐々にボール支配率を上げ都立東久留米総合陣内で試合を進める。都立東久留米総合も前線のプレスから何度かチャンスを作るも決定機には至らず。
前半はこのまま1-0駿台学園リードで終了、試合は後半戦へ突入。
後半、押し込むのは都立東久留米総合。人数を掛けた攻撃から駿台学園ゴールへ近付く。しかし、ここでカウンターから駿台学園にチャンス。後半9分、駿台学園は左サイドのハーフウェイライン付近でFW11山畑潮音が反転し突破すると顔を上げて中央のMF7齋藤一輝にパス、トップスピードで受けたMF7齋藤一輝は少しスピードを落としGKとの間合いをアジャストすると優しくチップキックでGK頭上を抜き、2-0とし勢いを取り戻す。更には同11分、駿台学園は左コーナーキックをファーでDF21須藤颯翔が折り返すと中央MF7齋藤一輝がボレーで突き刺し3-0とし勝利を手繰り寄せる。
その後は都立東久留米総合が一方的に押し込む展開。セットプレーやサイドから駿台学園ゴールに迫るも1点が遠い。すると逆に終了間際の同ロスタイム、駿台学園はMF13小林嘉生からのスルーパスに抜け出したFW20田代悠馬が右足で上手く流し込み、途中出場の2人が仕上げ4-0。
駿台学園が最後まで耐え抜き4得点無失点で試合は終了。昨年本大会出場を手にした"都立の雄"都立東久留米総合はベスト8で姿を消した。
勝利した駿台学園はBブロック準々決勝を突破、大成と準決勝で戦う。
(文・写真=編集部)
▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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