東京実業 vs 多摩大目黒

 後半スタートと共に両者ゴールに迫る。多摩大目黒は後半から出場の17番鈴木善などフレッシュな力が躍動する。後半9分、多摩大目黒16番越畑遼祐がクリアボールに持ち前のスピードで抜け出しあと一歩触れればという所まで行くがクリアされてしまう。
 東京実業も後半16分、11番ドゥルー倭ヘンリーが右サイドのスローインからチャンスを迎え、バウンドするボールに対し身体を捻りながらボレーを放つも僅かゴールの上。後半26分にも東京実業は6番横山琳一がボックス内で放ったシュートのこぼれ球に11番ドゥルー倭ヘンリーが詰めるもゴールならず。更にその直後、10番古屋光世の落としから9番オウイエノアが強烈なシュートを放つもこれも枠を捉える事が出来ない。東京実業は怒涛の攻めを見せるも決め切る事が出来ず、このまま0-0で前後半を終了し勝負は延長戦へ。

 延長前半4分、東京実業は11番ドゥルー倭ヘンリーが相手DFを引きづりながらのドリブルでシュートまで持ち込むもファールの判定。多摩大目黒も延長前半5分、17番鈴木善が裏に出たボールに反応するもGK友枝寛が間一髪キャッチ、ゴールを割らせない。
 延長後半2分、東京実業は自陣からのフリーキックに9番オウイエノアがゴール前でチャンスを迎える。反転からシュートを放つも、GK中澤宏太がスーパーセーブを見せゴールを死守。延長後半5分、多摩大目黒は17番鈴木善が左サイドで裏に抜け出し絶好のチャンスを迎えるも、これはゴール右に逸れる。
 延長終了間際にも多摩大目黒18番松本宇海哉が中央フリーでボールを得ると、前に出たキーパーの頭上を狙ったロングシュートを放つも枠を捉えきれない。
 100分を戦いきるも決着つかず、勝負の行方はPK戦にもつれこむ。

 PK戦は東京実業GK友枝寛がシュートストップの大活躍、4-2で東京実業を勝利に導いた。

 勝利した東京実業はBブロック準々決勝を突破、堀越と準決勝で戦う。

(文・写真=編集部)

▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
第99回全国高校サッカー選手権東京予選