接戦を制したのは大成(写真=矢島公彦)
試合は序盤から激しい攻守の争いとなったが、前半10分にゴール前でパスを受けた大成FW10原輝斗がそのままシュートを放つとゴールに突き刺さり大成が先制点を奪う。その後はお互いに前線へボールを運ぶもシュートチャンスを作れない展開が続く。成立学園はFW10中田開人、FW11飯島大貴にボールを集めてシュートを狙うも大成デイフェンス陣が必死の守りでゴールを許さない。しかし前半終了間際に成立学園のコーキックチャンスに成立学園DF5荒川真之介がゴール右隅に決めて前半の内に同点に追いつき1-1で前半終了。
後半は序盤から大成の攻撃となり前半5分に大成DF4熊倉拓海がゴールを決めて大成が勝ち越しに成功する。その後は成立学園の反撃が続き後半29分には成立学園のフリーキックチャンスは枠を僅かに逸れる。更に後半32分には自陣エリアで大成からボールカットし一気にカウンター攻撃を仕掛けるもゴールならず。一方大成は後半34分にPKを獲得し決定的3点目のチャンスに大成MF7片原崇也のPKは成立学園GK1西大輔の左足1本のスーパーセーブに阻まれてチャンスを逃す。その後成立学園は全員攻撃でゴールを奪いにいくも最後までゴールを割る事が出来ず試合終了。大成が成立学園との激戦を2-1で制して準決勝に進出を決めた。
今季T1リーグ第4節で対戦した際には0-4で大成が完封負けしたが、選手権全国大会出場を掛けた準々決勝では成立学園にリベンジを果たして悲願の選手権全国大会出場まで後2勝とした。勝利した大成はBブロック準々決勝を突破し、駿台学園と準決勝で戦う。
(文・写真=矢島公彦)
▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
第99回全国高校サッカー選手権東京予選