東京実業 vs 堀越(写真=矢島公彦)

    

 後半も攻撃の手を緩めない堀越。後半6分、堀越がコーナーキックのこぼれ球を6番宇田川瑛琉が左サイドで拾うと押し込んだ状態でアーリークロス、14番斎藤光がヘディングで押し込み4-0とする。
 東京実業は後半9分、18番梅井勇輝が左サイドの高い位置で時間を作り、ボックス外にいる6番横山琳一へパス。6番横山琳一の強烈なブレ球シュートはバーを叩きノーゴール。後半11分にも東京実業、9番オウイエノアが馬力のあるドリブルでディフェンダー2人を引きずりながらカットイン、強烈なロングシュートを放つとこぼれ球に6番横山琳一が詰めるも堀越GK平野裕太が自らセカンドボールを収める。
 堀越は6番宇田川瑛琉・14番斎藤光・8番山口輝星が互いに補填しながら絶妙なポジションバランスを保ちゲームを作る。対する東京実業は右サイドから押し込み、左サイドにいる9番オウイエノアを狙う。
 終盤、意地を見せたい東京実業はボールを持ち始め相手を押し込む。後半37分、裏へ抜け出した東京実業9番オウイエノアが右のトゥーキックでシュート、これは枠を捉える事が出来ない。更に東京実業9番オウイエノアが左サイドで仕掛けてクロス。ファーサイドにいた18番梅井勇気が足で押し込むも枠を捉える事が出来ない。
 4点のビハインドの東京実業は後半39分、9番オウイエノアがボックス内で仕掛けPKを獲得。ノア自らこれを蹴り込み、一矢を報いるゴールを決め1点を返した。そして、試合終了のホイッスル。
 1次予選から勝ち上がってきた東京実業だったがここで敗退。今大会圧倒的な攻撃力で勝ち進んできた堀越がこの日も4ゴールと常に試合をリードし決勝進出を果たした。勝った堀越は、大成と全国大会の切符をかけて決勝の舞台で戦う。

(文=編集部、写真=矢島公彦)

▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
第99回全国高校サッカー選手権東京予選