惜しくも敗れた浦和西イレブン

 後半3分にゴール前のこぼれ球に一早く反応した岡崎大志郎(3年)がネットを揺らすと、6分には途中出場の南雲が体勢を崩されながらも右サイドを突破して強烈なシュートをニアサイドに叩き込んだ。電光石火の2発で試合を振り出しに戻すと、流れは一気に西武台へ。以降もサイド攻撃が冴え、再三に渡って相手ゴールに迫る。すると、56分にスコアが動く。武田の左クロスにFW新井歩穣(3年)が合わせると、このシュートのこぼれ球を岡崎が押し込んで逆転に成功した。

 以降は相手の反撃に遭う場面もあったものの、守護神・伊佐山緑心(3年)を中心に粘り強く守り、得点を与えない。「自分たちを信じてやれるか」という指揮官の言葉通り、2点のビハインドにも動じなかった西武台が3回戦を突破した。

▽第99回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第99回全国高校サッカー選手権埼玉予選