柏レイソルU-18vs大宮アルディージャU18

 一方、2点を先行された大宮は柴山昌也(3年)と大澤朋也(3年)の2トップを軸に攻撃を展開。しかし、フィニッシュの精度を欠いてゴールを奪えない。12分に相手の背後を突いた柴山がGKと1対1を迎えたが、相手GK佐々木雅士(3年)に阻まれてしまう。38分にはペナルティエリア手前でFKを獲得し、柴山が左足でゴールを強襲。これはポストに当たり、またしてもネットを揺らせない。なかなかゴールをこじ開けられない大宮だったが、40分にFW山崎倫(3年)のラストパスからMF坂部祥大(3年)がゴールを決めて1点を返した。

 後半に入っても大宮は出足の鋭さを見せる。54分、柴山を起点にペナルティエリア内でチャンスを作ると、最後は大澤が左足でシュート。これが決まり、早い段階で試合を振り出しに戻す。

 完全に勢いに乗った大宮。しかし、柏がその流れに待ったを掛ける。直後の59分に右SB大嶽拓馬(3年)のクロスに清水が合わせ、豪快なヘッドで勝ち越し点を奪った。

 その後、大宮はビハインドを跳ね返すべく柴山、大澤を軸に何度も相手ゴールに迫る。しかし、柏も粘り強い守備で応戦。何度も危ない場面を迎えたが、佐々木を中心に凌ぐ。最後までリードを守り切った柏が3−2で勝利し、勝点3を手に入れた。

 

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2020 関東
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2020 関東