対する山口は、FW9番上村音生のポストプレーやサイド攻撃が目を惹いたが、「最後のクロスの質やシュートが決め切れなかった」(4番DF金坂励耶)ため無得点が続いた。しかし、28分にはPA左外で奪ったFKから金坂がヘディングシュートを叩き込み、最終スコアを4-1で終えた。

 参加16チームの中で3連勝は水戸商業のみ。毎試合3点以上を奪い、12点を記録する攻撃力も特筆に値する。「今の2年生たちに和倉ユースに行って欲しいので、今年は昇格を目指して頑張りたい。選手権があることを願って、自分もチームもレベルアップを目指したい」と佐川留医が話すように大会にかける意気込みも他のチームよりも強い。今大会でタイトルを掴み、冬の躍進へと繋げられるか注目だ。

(文・写真=森田将義)