流れを引き戻したい実践は後半から15番に替えてボール奪取に長け高さのあるMF4がピッチに入る。
 この交代がぴたりと当る。セットプレーの流れからセカンドボールを拾い左からセンタリングが上がるとファーサイドで待っていた4番が頭一つ抜けてヘディングを叩き込み、開始早々追加点を奪う。

 攻めるしかない保善だが23分にアクシデント。後半14分に警告を受けている2番が23分に2度目の警告を受けて退場となる。苦しくなった保善だが落ちない運動量と強い気持ちで一人少ない中でもゴール前に押し込む回数が増える。

 しかし、T1リーグでも優勝を飾るなど百戦錬磨、試合運びに定評のある実践学園は上手く交代を使いながら、最後の最後でゴールを割らせない。
 そのまま保善の反撃をかわし終了のホイッスル。実践学園が全国への王手をかけた。