FCラヴィーダ vs ファジアーノ岡山U-15

 後半に入ると風上に立ったラヴィーダがさらにアクセルを踏む。ドリブルに加えて長短のパスを織り交ぜ、ほぼ一方的にファジアーノ陣地で試合を進める。しかしファジアーノも守備は固く、体を張ってU-15日本代表候補の小田晄平(越谷PCキッカーズ)を抑え、GKナジウマル(平井FC)のファインセーブもあってゴールを割らせない。時間だけが過ぎていきこのままPK戦に突入かと思われた84分、右からの高速グラウンダークロスに途中出場の平叶大(上尾NEO)が合わせて値千金の決勝ゴールをあげた。平を中心に歓喜の輪が出来たところで試合終了のホイッスルが鳴り、ラヴィーダが劇的な勝利を収めた。

 8強進出を果たしたラヴィーダの村松監督は「強風の中での試合は難しいですね。次戦のサガン鳥栖は我々と方向性が同じチームだと思っているので良い準備をしたいと思います」と意気込んだ。

(文・写真=編集部)

▽第32回全日本U-15 サッカー選手権大会
第32回全日本U-15 サッカー選手権大会