圧倒的に攻めた一方で無得点に終わった前半。嫌な雰囲気が流れたが、後半開始早々に待望の先制点を奪ってみせる。36分に左CKから森田が合わせ、試合を優勢に進めることに成功した。

 リード後は横から吹き付ける強風に手を焼いたが、粘り強い守りで相手に得点を与えない。仁田尾颯真(2年)、宝納拓斗(1年)のCBコンビも素早く落下地点に入り、ロングボールを跳ね返して空中戦で強さを発揮。時間の経過とともに押し込まれる時間が増えながらもタフに戦い、最後までリードを守り切った佐賀東が今大会初勝利を挙げた。

 第1ブロックは初日を終えて全チームが1勝1敗で並んだ。1位のみに与えられる22日の決勝トーナメントに進むのは果たしてどこか。那覇対佐賀東、創成館対熊本国府が対戦する21日の予選リーグ最終日に注目が集まる。

(文・写真=松尾祐希)

▽令和2年度第42回九州高校U-17サッカー大会
令和2年度第42回九州高校U-17サッカー大会