国見vs 大分鶴崎(写真=藤原裕久)
リードした安心感からか徐々に動きに連動性が出てきた国見は、再び素早い展開でゴール前にボールを運んだ52分に田崎のパスからFW鶴崎が右足でシュートを決めて追加点。直後に大分鶴崎は、疲れの見えるサイドの山岡に代えて井上大豪を投入するが、そのまま国見ゴールを揺らすことができずに2-0で試合を終了。
けが人も多く、地元開催の中、勝たなければというプレッシャーで選手たちの動きが予想以上に固かった国見だが、、終わってみればしたたかに快勝し、第3ブロックを2勝1分けで突破に成功。国見の木藤健太監督は「ここまで来たら、サニックス杯に行きたいですね」と、優勝・準優勝に出場権が与えられる大会への出場に意欲を見せていた。
一方、敗れた大分鶴崎だが、決して弱かったわけでも、通用しなかったわけでもない。だがあと一歩の勝ちきる力を見せることができずに大会を未勝利で終えた。試合後、クールダウンする選手たちからは、今回の悔しさを胸に巻き返そうという静かな闘志が感じられた。
(文・写真=藤原裕久)
▽令和2年度第42回九州高校U-17サッカー大会
令和2年度第42回九州高校U-17サッカー大会