桐光学園は習志野に追いつかれて引き分け。シュート12本も実らず
習志野 vs 桐光学園(写真=石黒登)
今年で30回の節目を迎えた「イギョラ杯 国際親善ユースサッカー」が3月20日に開幕。C組第2試合では桐光学園と習志野が対戦し、1-1で引き分けた。
桐光学園はGK鴨下颯人(3年)、DF馬場拓己(3年)、DF米山悠葵(3年)、DF川角歓紀(3年)、DF斉藤凌玖(3年)、MF阿部慈(3年)、MF岩根裕哉(3年)、MF寺内倖大(3年)、MF山市秀翔(3年)、FW三原快斗(3年)、FW田中英泰(3年)が先発。習志野はGK大吉健太(2年)、DF飯田蒼也(3年)、DF髙橋拓也(3年)、DF細井響(3年)、DF菅野瑚白(2年)、MF鈴木祐太(3年)、MF三橋陽(3年)、MF松村大輝(2年)、MF中屋天吾(2年)、FW森谷寅太(3年)、FW森澤駿斗(3年)がスタメンに名を連ねた。
桐光学園はボールを持ってゲームを進めるも、ブロックを敷いて対応してくる習志野に対し苦戦を強いられた。前半ラストプレーで阿部のクロスから斉藤がヘディングで決めて均衡を破ったが、後半も押し込む展開の中で追加点を奪うことができない。対する習志野は後半15分、途中出場のFW山本龍之介(2年)のポストプレーから森谷が決めて同点に追いつくことに成功。終盤も桐光学園は左サイドの田中やキャプテンの山市を中心に習志野ゴールに迫ったが、勝ち越し弾は生まれず。試合は1-1のままタイムアップを迎えた。
習志野 vs 桐光学園(写真=石黒登)
シュート12本も決めきれず、桐光学園・鈴木勝大監督は「相手がスペースを消してきても剥がせるようなチームとしての戦い方というのをもうちょっと熟成しなければいけないかなと思っています。どうしても手前のパスが多いので、ひとつ奥だとか背後とか、相手の陣形が大きく崩れるような差し込み方をしていかないとなかなか剥がせないと思うので、そういったところのパスの距離というのをもうちょっと伸ばしていきたい。こういう形のゲームはどのカテゴリでもあると思うんですけど、2点、3点と突き放せるような質を上げていかなければいけないかなと思います」と、相手を揺さぶるようなパスの必要性を話した。
2日目となる21日は桐光学園が第2試合で國學院久我山、第3試合でFC東京U-18と対戦。習志野は第1試合でFC東京U-18と、第4試合で國學院久我山と激突するカードとなっている。
(文・写真=石黒登 )
▽第30回国際親善ユースサッカーイギョラ杯
第30回国際親善ユースサッカーイギョラ杯