粘る習志野を振り切りFC東京U-18が見事に連勝を飾る

FC東京U-18 vs 習志野

 3月21日、第30回イギョラ杯国際親善ユースサッカーの2日目が開催され、予選リーグC組の第1試合でFC東京U-18習志野(千葉)が対戦した。

 大会初日、FC東京U-18は國學院久我山を相手に9-2と大勝。勢いに乗って連勝を目論む。対する習志野は桐光学園と1-1の引き分けに終わっているだけに、決勝トーナメント進出のためにも負けられない一戦となる。

 FC東京U-18はGK30齋藤朝陽、DF2中野創介、DF12松本愛己、DF15土肥幹太、DF24鶴巻俊輔、MF23生地慶多、MF25覺野慎太郎、MF27小川雄輝、MF29岡崎大智、FW11桜井秀斗、FW40吉田綺星というスターティングメンバー、対する習志野はGK26荻原智輝、DF32浅見怜央、DF33飯田蒼也、DF59髙橋拓也、DF70細井響、MF27松村大輝、MF29本吉ジョニー琉斗、MF73三橋陽、FW45児玉颯冴、FW74森澤駿斗、FW75森谷寅太がスターティングメンバーに名を連ねた。

 強い雨と風の状況下で試合開始。スリッピーなピッチコンディションの中、開始早々はFC東京U-18がペースをつかみ、細かなパスの繋ぎやサイドからの仕掛けでゴールを狙うも、習志野も体を張って対応する。習志野DF陣が落ち着きを見せ始めると、試合は膠着状態。中盤でボールを奪い合う展開がしばらく続く。前半終了間際にFC東京U-18はFW桜井秀斗がドリブルで切り込みチャンスを演出するも習志野は必死に凌ぐ。さらにFC東京U-18はMF岡崎大智がサイドからシュートを放つも習志野DFにクリアされ、前半を0-0で終える。

FC東京U-18 vs 習志野

 後半に入っても一進一退の攻防は続き、なかなか好機を演出できない両チーム。すると後半10分過ぎ、FC東京U-18はゴール前の混戦からボールを奪ったMF生地慶多がシュートを放つと、ボールはネットを揺らし、先取点を奪う。

 負けられない習志野もすぐさま反撃。後半18分に敵陣深い右サイドでFKのチャンスを得ると、DF細井響が芸術的なシュートを放ち、1-1の同点に追いつく。勢いに乗る習志野は、直後にも同じような位置から再びFKを得ると、キッカーの細井がまたも直接ゴールを狙うが、ボールはバーを直撃し、惜しくも勝ち越しはならず。

 追い付かれたFC東京U-18は、FW桜井やMF岡崎らを中心にゴールに迫ると、後半22分過ぎ、途中から交替で入ったFW田口輝一がペナルティエリア内でファウルを受けPKを獲得する。するとこのPKをFW桜井が落ち着いてゴール左隅に決め2-1と勝ち越しに成功する。

 その後習志野も必死にゴールを狙うが、得点を奪うことはできず、そのままタイムアップ。FC東京U-18が2-1で勝利し、見事に連勝を飾った。

▽第30回国際親善ユースサッカーイギョラ杯
第30回国際親善ユースサッカーイギョラ杯