序盤苦しんだ帝京がDF入江のゴールで逆転勝利!桐生第一は痛い敗戦を喫す

同点ゴールを決めた帝京FW伊藤聡太

 7月3日、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2021 関東の第8節が行われ、帝京(東京)と桐生第一(群馬)が対戦した。

 試合前の段階で帝京は1勝4敗の勝点3、桐生第一は3勝3敗1分の勝点10。前節で帝京は矢板中央(栃木)に、桐生第一は昌平(埼玉)に敗れていることを考えると、どちらも勝点3が欲しい一戦と言える。

 そんな重要なゲームにおいて、帝京はGK1岸本悠将(3年)、DF3入江羚介(2年)、DF4島貫琢土(2年)、DF5藤本優翔(2年)、DF16荻野海生(3年)、DF22並木雄飛(2年)、MF6狩野隆有(3年)、MF7福地亮介(3年)、MF8押川優希(2年)、FW10伊藤聡太(2年)、FW13齊藤慈斗(2年)をスターティングメンバーとして起用。対する桐生第一は、GK51竹田大希(3年)、DF34梅崎拓弥(3年)、DF42倉上忍(3年)、DF58丸山琉空(3年)、DF59椋野眞登(3年)、MF30浅田陽太(3年)、MF39金沢康太(3年)、MF45小林凌大(3年)、FW26吉田遥汰(3年)、FW49関根大就(3年)、FW53寶船月斗(3年)を先発として送り込む。

 試合が開始されると、立ち上がりはエースFW寶船らを中心に攻め込む桐生第一がペースを掴むものの、帝京もDF並木のサイドアタックなどで得点の機会をうかがう。

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 すると桐生第一は前半19分、右サイドからのクロスに反応したDF倉上がシュートを放つと、ボールはネットを揺らし桐生第一が先制に成功する。

帝京 vs 桐生第一

 飲水タイムを挟み、その後も桐生第一が主導権を握る時間帯が続くが、前半30分過ぎから帝京にボールが収まり始める。前半31分、34分と帝京は立て続けにFKのチャンスを作ると前半37分、ゴール前の混戦からFW伊藤がボールをゴールへと押し込み、同点に追い付く。

 さらに前半終了間際の44分、帝京はCKのチャンスを得るとキッカーはDF入江。放たれたクロスにFW齊藤がドンピシャでヘッドを合わせるも、ボールはポストを直撃し惜しくも2点目を奪うことはできない。間もなくして、前半はこのまま終了する。

 後半に入っても、前半終盤からの流れは変わらず帝京ペースで試合は進む。押し込んでいるうちに得点を奪いたい帝京は後半20分、FW伊藤がシュートを放つと、攻め上がっていたDF入江がそのこぼれ球に反応。「ふかさないようニア上を狙った」と落ち着いて左足を振り抜くとボールはネットを揺らし、帝京が試合をひっくり返す。

同点、逆転を狙い必死の反撃を試みる桐生第一は、後半アディショナルタイムにこの日先制点を奪ったDF倉上が帝京陣ゴール前からヒールシュートを放つものの、帝京GK岸本にキャッチされ万事休す。

 試合はそのまま終了し、2-1で帝京が逆転勝利。貴重な勝点3を奪った。

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2021 関東
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2021 関東