選手権前の真剣勝負『MIRERO FESTIBAL』で関東一が朝鮮選抜に勝利
朝鮮高級学校選抜 vs 関東一(写真=滝沢ヤス英)
12月5日、横浜FCに所属する韓浩康選手が発起人となったイベント『MIRERO FESTIBAL』が日産フィールド小机で開催され、朝鮮高級学校選抜チーム(以下、朝鮮選抜)と関東一が激突した。
このイベントは、在日社会と日本社会がより良い関係を築き、共生・共存できる未来のために、韓浩康選手の思いに共感した在日朝鮮人蹴球協会が主催となって実現したもの。今回が第1回目となり、第100回全国高校サッカー選手権大会に出場する関東一が招待された。
試合は、お互いの様子を見るように最終ラインからゲームを組み立てるような展開でスタート。関東一はDF4池田健人を中心にボールを動かし、朝鮮選抜はDF17チョン・サンヨンがときより長いボールを蹴ってチャンスを伺う。
試合が動いたのは前半11分。関東一が相手ペナルティエリア内でファールをもらいPKを獲得する。キッカーは池田。しかし朝鮮選抜のGK12パク・スドゥがセーブされ、一度はじかれたものの、マイボールとした関東一が左サイドからクロスを入れる。そのボールが逆サイドのFW9本間凛に渡ると、本間がトラップからシュートを叩き込み関東一が先制に成功する。前半はそのまま1-0で関東一がリードし、後半へと折り返す。