八戸勢対決は地力に勝る八戸学院光星に軍配!粘る八戸工大一はあと一歩及ばず
八戸学院光星 vs 八戸工大一
6月7日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選の3位決定戦が行われ、令和2年度青森新人戦(新人選手権大会)3位の八戸学院光星と、ノーシードから勝ち上がり4強入りした八戸工大一が対戦した。
八戸学院光星はGK梶有汰(3年)、DF2谷川凌虎(2年)、DF3大宮康太郎(3年)、DF5菊池悠汰(3年)、DF15阿部右京(3年)、MF6長内大虎(3年)、MF7下斗米颯汰(2年)、MF8小倉天翔(2年)、MF9椛本順哉(3年)、MF10久米田泰我(3年)、FW19田村孝太郎(2年)というスターティングメンバー。対する八戸工大一はGK中嶋嵐(3年)、DF4山村陽翔(3年)、DF5大下永遠(2年)、DF14小林龍河(3年)、DF17岩舘琉斗(2年)、MF6田中琉之佑(3年)、MF8元沢健琉(3年)、MF10切無沢偉月(3年)、MF11橋場康祐(2年)、FW7高鹿祥汰(2年)、FW9大館海都(3年)が先発として名を連ねた。
開始直後の前半1分、八戸工大一はDF小林を下げDF13佐藤優磨(3年)と交代する。八戸工大一の河合大匡監督いわくこの交代は「ケガをして試合には出られないDF小林(龍河)を、どうしてもこのピッチに立たせてあげたかった」ため。八戸学院光星の畑中孝太監督にも了承済みで、DF小林が交代する際には、両チームの選手や関係者から温かい拍手が贈られた。
八戸勢対決となったこの一戦は静かに立ち上がる。八戸学院光星のシステムは4-1-4-1、対する八戸工大一は4-2-3-1のシステムを採用。八戸工大一は組織的なディフェンスが特徴で、FW大館が豊富な運動量で前線からプレスをかけ、それに連動してボランチやサイドハーフが高い位置でボールを奪おうと試みる。
一方の八戸学院光星はセンターバックとMF長内の精度の高いビルドアップからボールを運び、MF下斗米や小倉、久米田が相手ディフェンスの間でボールを受けながら八戸工大一DFラインの背後を狙う。
すると前半15分、八戸学院光星はFW田村が右サイドでボールを受けるとMF久米田へパス。そして久米田から逆サイドでフリーになっていたMF小倉へパスが通ると、これを小倉が落ち着いて決め、八戸学院光星が先制する。
先制ゴールを決めた八戸学院光星MF小倉天翔
先制された八戸工大一は、DF大下のロングスローやサイドからの仕掛けなどで八戸学院光星ゴールを脅かすが、崩し切るまでには至らず、前半を1-0と八戸学院光星のリードで折り返す。
早い時間帯で追いつきたい八戸工大一は後半に入ると、スピードのあるMF15本間優樹(3年)やFW29亀田大翔を投入し得点を奪いにかかる。
しかし後半に点を奪ったのは八戸学院光星。31分にDF菊池からの折り返しに反応した途中交代のFW11室舘柊(3年)がシュートを放つと、ボールはネットを揺らし2-0とする。
その後八戸工大一も必死に反撃を試みるも、試合終了のホイッスルが吹かれ、試合は八戸学院光星が勝利。3位が確定した。
なお3位校までが出場し、6月18日から開催が予定されていた東北高校サッカー選手権大会は新型コロナウイルス感染予防及び拡散防止のために中止が決まった。
▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選