この後も、一進一退の攻防が続く。川口東はDFラインと2列目がブロックを敷き、連動した守備が印象的だ。
川口東のショートカウンターに対しては、毎度ベンチから拍手が沸き起こり、 一方の西武文理は、慌てるなと言う監督の言葉から落ちついてボールを回すようなる。
ここに来て、また10番米山と11番田辺がボールを触る回数が増えてくる。
後半24分、コーナーキックからファーに詰めていた岡本紘也のヘッドで遂に待望のゴールが生まれると、この1点をきっかけに、更に川口東ゴールを脅かしていく。
後半27分、途中交代で入った13番木村元気が右サイドからのクロスにシュートを放つもゴール左に逸れる。その後も、6番笠原のドリブル突破からの攻めは続く。
最後まで耐える形となった川口東は西武文理のゴールを割ることは出来なかった。古豪狭山ジュニアユース出身者岡本紘也のゴールにより西武文理が次に駒を進めることとなった。
【取材・文・写真=石津大輝】