6月20日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ（総体）東京予選の2次トーナメント決勝、帝京対実践学園の一戦が行われた。

　帝京はGK12高橋康太（2年）、DF3水越柾臣（1年）、DF20岩間拓夢（1年）、DF2小林佳太（2年）、DF4伊藤正貴（3年）、MF6大田知輝（2年）、MF18田中遥稀（2年）、MF7藤崎巧士（2年）、FW10五町蓮（3年）、FW9小笠原湖巴（3年）、FW11二杉茶利（2年）というスターティングメンバー。対する実践学園はGK1齊藤陸（3年）、DF2雨宮竜也（3年）、DF4坂本壮央（3年）、DF5秋元朝陽（3年）、DF10土方飛人（3年）、MF6稲葉雄斗（3年）、MF16岩永拓己（3年）、MF20野村昌生（3年）、MF21島村剛正（3年）、FW18丁大修（3年）、FW19丹治和磨（3年）がスターティングメンバーに名を連ねた。

　前日にインターハイ出場を決めている両チーム。この日のスタメンは選手のコンディションなどを考慮し、準決勝とは異なる顔ぶれが多く見られた。

　試合が開始されると、立ち上がりから動きを見せる展開に。開始4分、ペナルティエリア内での帝京の反則により実践学園にPKが与えられると、キッカーのDF土方がこれを右隅に落ち着いて決め早々に先取点を奪う。

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　すぐに帝京も反撃。前半12分にCKのチャンスを得ると左クロスにDF岩間が打点の高いヘディングシュートを叩き付ける。しかしバウンドしたボールは惜しくもクロスバーを越えてしまい、ゴールには至らない。さらに帝京は、右サイドからのクロスに、“足に触ればゴール”というシーンも作るものの、FW小笠原がわずかに及ばず得点を奪うことができない。

　その後帝京は縦への繋ぎやサイドからの崩しで得点を奪いにかかるも、DF土方を中心とした実践学園の堅守を崩し切れずに、前半は1-0と実践学園のリードで折り返す。

　後半に入っても帝京は得点を奪うべく実践学園ゴールを再三脅かすものの、実践学園ディフェンス陣は、これを落ち着いて跳ね返す。試合の終盤には、実践学園が帝京GK高橋と1対1の場面を作るが、高橋がビッグセーブを見せて追加点を許さない。

　帝京は最後まで反撃を試みるものの、間もなく試合終了のホイッスルが吹かれ、実践学園が1-0で勝利。関東予選に続き、インハイ予選も制覇し、再び“東京No.1”の座を手に入れた。

　決勝を戦った両チームは、8月14日から福井県で開催されるインターハイに出場する。