習志野が執念のゴールで選手権予選のリベンジ!前日6得点の市立船橋は無得点で敗退

先制ゴールを決めた習志野FW山本龍之介

 6月13日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選の準々決勝が行われ、第99回全国高等学校サッカー選手権千葉予選の覇者で、高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2021 EASTに参戦している市立船橋と、1回戦で木更津総合を下し勝ち上がってきた習志野が対戦した。

 第99回全国高等学校サッカー選手権千葉予選では準決勝で顔を合わせた両校。その時は市立船橋が2-0で勝利しており、習志野としてはリベンジしたい一戦に臨む。

 市立船橋はGK17田中公大(2年)、DF2平良碧規(3年)、DF3平間陸斗(3年)、DF4伊藤楓太(3年)、DF5針谷奎人(3年)、MF6荒木廉生(3年)、MF7坪谷至祐(3年)、MF8武藤寛(3年)、MF10山本大輝(3年)、FW9松井達誠(3年)、FW20郡司璃来(1年)というスターティングメンバー。対する習志野はGK17大吉健太(2年)、DF2高橋拓也(3年)、DF5飯田蒼也(3年)、DF8細井響(3年)、DF19菅野瑚白(2年)、MF6三橋陽(3年)、MF10佐伯亮太(3年)、MF12松村大輝(2年)、MF14大井周悟(3年)、FW11春山航輝(3年)、FW15山本龍之介(2年)がスターティングメンバーに名を連ねた。

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 試合は静かな立ち上がりを見せるものの、徐々に市立船橋が主導権を握り始めると、FW郡司が1年ながらもキープレイヤーとして存在感を放つ。前半12分にはゴール前でボールを受けると巧みなトラップからボレーシュートを見舞うも、ここはゴールを捉えることはできない。

 さらに市立船橋は習志野ゴールを攻め立てる。前半18分、セットプレーからDF針谷が打点の高いヘディングでゴールを狙うも惜しくもバーの上。前半26分にはFKのチャンスからゴール前でのシュートがバーを叩き真下に落ちるもゴールラインを超えておらず得点には至らない。

 結局前半は市立船橋が押し気味に試合を進めるものの得点を奪うことができず両チームともスコアレスで折り返す。

市立船橋 vs 習志野

 後半に入っても市立船橋がペースを握りながら試合は進む。習志野もMF佐伯やFW春山らを中心にゴールを狙うものの、DF平良を中心とした組織的な市立船橋のディフェンス人を苦付くことができず、なかなかチャンスを作れない。

 主導権を握りながら得点を奪えない市立船橋だが、後半33分にDF伊藤が右サイドを攻め上がり中央へクロスを送ると、DF平良が飛び込む。ついにゴールかと思われたが惜しくも合わず、均衡を崩すことができない。さらにその3分後にCKのチャンスを得ると、MF山本のクロスにDF針谷がヘディングでゴールを狙うも、ここも合わず、なかなか点を奪うことができない。

 すると習志野にビッグチャンスが訪れる。後半38分、ゴール前のクロスにFW山本が反応し執念で押し込むとボールはネットを揺らし、習志野が先制に成功する。

 市立船橋も必死に反撃を試みるものの、体を張った習志野のディフェンスを崩し切れず、そのまま試合終了。少ないチャンスをものにした習志野が1-0で勝利を収めた。

 昨年度の選手権千葉予選で敗れた雪辱を晴らした習志野が4強に進出。19日に行われる準決勝で暁星国際と対戦することが決まった。

▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選