全国を目指す日大明誠が甲府商を下し準決勝進出!

日大明誠vs甲府商

 6月13日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)山梨予選の準々決勝が行われ、インターハイ出場を狙う日大明誠甲府商を2−0で下して準決勝進出を決めた。

 日大明誠は序盤から甲府商の縦に速い攻撃に苦戦。打開力に長けたFW松田大地(3年)らに最終ラインを突破されるなど、我慢の時間が続いた。それでもCB安達敬亮(3年)らが身体を張った守備で相手の攻撃を跳ね返すと、時間の経過とともにボールを動かせるようになっていく。中盤以降は両サイドハーフからのアーリークロスがハマり、CBとGKの間に入れるボールで決定機を作った。

 スコアレスで折り返した後半はさらに攻撃のテンポが上がる。「後半はボールを動かし、攻撃にリズムができた。繋げる時に繋ぎ、チャンスの時にスピードを持って仕掛けられた」と後藤聡志監督が明かした通り、中盤で細かくパスを繋ぎながら相手陣内に入っていく。時折見せるシンプルなダイレクトパスも効果的で、シュートに持ち込む場面が増えた。

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 すると、54分だ。高橋依央(2年)が最終ラインの背後にスルーパスを送ると、抜け出した大月悠希(2年)がGKとの1対1を制して先制ゴールを決めた。これで勢いに乗った日大明誠は直後に迎えたゴール前のピンチも安達が身体を投げ出して防ぐなど、粘り強い守備で相手に得点を許さない。以降も堅実にゲームを進めていくと、60分にカウンターから決定機を作る。大月のラストパスに反応した橋本凛(2年)が2点目を奪った。

 最後まで集中力を切らさなかった日大明誠がリードを守り切り、ベスト4進出を決めた。

▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)山梨予選
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)山梨予選