終了間際に動いたゲームは都立深川が勝利を掴む!明星学園はPK戦に泣く…
歓喜の都立深川イレブン(写真=矢島公彦)
9月12日、 第100回全国高校サッカー選手権東京予選の1次予選ブロック準決勝が行われ、明星学園と都立深川が対戦した。
明星学園は2回戦で帝京八王子を下しブロック準決勝に進出、都立深川は科学技術学園に勝利しブロック準決勝へと勝ち進んできた。
都立深川のキックオフで試合が開始されると、序盤は都立深川が攻める展開。立ち上がりの1分、5分と立て続けのCKからDF5望月星吾(3年)、MF7大角楓馬(3年)がヘディングでゴールを狙うが得点を奪えず。明星学園も前半14分にCKからDF福元竣(3年)がヘディングを合わせるもゴールの枠を捉えることができない。
その後も一進一退の攻防が続き、スコアレスで折り返すかと思われた前半終了間際、都立深川がCKのチャンスをえると、DF2山本拓斗(3年)からのクロスにDF望月が豪快なヘッドを右隅に叩き込み先制に成功する。
明星学園 vs 都立深川(写真=矢島公彦)
なんとか同点に追いつきたい明星学園は、後半に入るとペースを掴み、MF9井上隼汰(2年)やFW11松本和大らが次々と攻撃を仕掛ける。中盤以降は攻め込むシーンを何度も作るものの、都立深川ディフェンス陣の体を張った守備を崩すことができない。
しかし、このまま試合終了かと思われた後半終了間際、ついに明星学園が試合を振り出しに戻す。FW松本がゴール前の混戦からシュートを放つと、ボールはネットを揺らし1-1の同点に。
結局そのまま後半終了のホイッスルが吹かれ、試合はPK戦へと突入。4人目を終え都立深川が3-2とリードするも5人目が失敗。しかし明星学園の5人目も止められ万事休す。
敗者だけでなく勝者も涙した激戦を都立深川が制し、ブロック決勝へ進出した。
(写真=矢島公彦)
▽第100回全国高校サッカー選手権東京予選
第100回全国高校サッカー選手権東京予選